被害者請求により後遺障害14級を獲得した事案

後遺障害等級
14級
傷病名
中足骨骨折、外傷性膝内症
保険会社提示額
交渉前
最終獲得額
355万円

ご相談内容

被害者 30代会社員
部位 足首、膝
傷病名 中足骨骨折、外傷性膝内症
後遺障害等級 14級
獲得金額 355万円

バイクを運転中に交通事故に遭い、後遺障害診断書を作成された段階で、ご相談いただきました。

手続きの流れをご説明し、後遺障害について被害者請求をしてその後に交渉を行うとしてご依頼いただきました。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級 14級
入通院慰謝料 0 226 226
休業損害 0 75 75
逸失利益 0 136 136
後遺障害慰謝料 0 110 110
その他 0
過失相殺 0 -86 -86
既払金 0 -106 -106
合計 0 355 355
単位:万円

ご依頼時に既に後遺障害診断書が作成されていました。改めて自覚症状や、診療情報を確認したところ、当初は顔面挫創と診断書に記載され、手術痕もあったことから後遺障害診断書にその旨を追記していただき、被害者請求を行いました。

被害者請求では骨折部の痛みについて14級が認定され、保険会社と交渉を開始しました。

解決内容

被害者請求では顔面の醜条痕については長さが要件に満たなかったため認定されませんでしたが、骨折部の痛みについて14級が認定されました。

その後、保険会社と交渉を行い、休業損害、後遺障害慰謝料、逸失利益については当方の主張の通りの金額が認められました。入通院慰謝料についても、当方の請求と近い金額で示談することができました。

所感(担当弁護士より)

後遺障害診断書を医師に作成していただく際に、傷痕や手術痕について記載されていないことが多くあります。

これは、初期に治療に対応した病院と、その後のリハビリで通院した病院が違うといった点や、後遺障害等級についてあまり知られていないといった点から生じるものだと思います。今回のケースでは傷痕の長さが、後遺障害の要件に満たなかったため残念ながら認定にはなりませんでした。

しかしながら、弁護士に依頼されずに解決しているケースでは、本来後遺障害が認定されていたはずなのに、後遺障害診断書に記載がなく認定されなかったケースも多々あることと思います。

事故状況から、あり得る後遺障害を想定して、必要な準備を行うことが適切な賠償を受けるためには重要となります。

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